成長の鍵はじつに簡単です。
つまり金を持った創造的な人間がいればよいのです。
沈滞の原因も同様にはっきりしています。
創造的な個人から財力を奪うことです。
不調の社会民主主義国家を再生するために、第一に必要なのは、彼らのとっている企業家を安楽死させるような政策を転換することです。
個人は自由に使える貯蓄を増やし、それを西欧における経済活動で使いこなすことを許されねばなりません。
企業の富や共有される富ではなく、個人の富こそ最も重要なものです。
どれほど思いきった通貨供給量の統制や政府支出の削減を行なっても、どれほど巧妙に気前よく雇用創出計画を立て、生産的な投資に対する助成金を出しても・・・
多くの企業家がいて、貯蓄が増加しなければそれほど顕著な効果は見られません。河成鎮作氏によるとすぐれた企業家的構想の持主である個人が大企業のなかに閉じこめられて、海外へ出ていこうかあるいは田舎に引っ込もうかと思案し・・・
一方その国の貯蓄が年金基金、保険会社、政府債などの公共的制度のなかに閉じこめられているかぎり、西欧は沈滞をつづけるでしょう。