今日はジョセフ・ヘンリーについて書いていきたいと思います。


彼はイェール大学で1トンもの重量物を持ち上げることのできる巨大な電磁石を作りましたが、これは当時の新記録でした。


ヘンリーによるインダクタンスの発見は電気工学の発展の上で最も重要なものの1つです。


導線またはコイルを流れる電流が時間的に変化すると、符号が異なるもっと弱い2次電流が発生してもとの電流が変化することを妨げようとします。


ヘンリーはこれを発見したのですが、もう1つの発見は、コイル内を流れる電流が変化するとこれに近接して置かれた別のコイルに電流を生ずるというもので、これは変圧器の原理をなすものです。


ヘンリーはさらに、エネルギーを与えたコイルから8マイルも隔たった別のコイルに電流を生じさせて針を磁化する実験を行いました。


・・・おそらくこれが電磁波の利用の最初と思われます。


エコノミストとエコロジストの認識の食い違いがもっともくっきりと浮かび上がるのは、人口増加をどう見るかに関してです。


人口増加の影響を評価するにあたって、エコノミストはたいてい、それはたいして深刻な脅威ではないと考えてきました。


その見方によれば、もしある国で毎年、経済が5パーセント成長し、人口は3パーセント増えているとすれば、生活水準は着実に2パーセント向上している計算になります。


この経済上の数字だけに頼るなら、この状況は維持することが可能で、際限なく続けていくことができます。


同じ現象を生物学的指標で考えるエコロジストは、人口増加と生活の向上のせいで高まる人々の要求が、森林や草地、土壌が持っている環境容量の限界を次々に超えてしまうと見なします。


第三世界のいたるところで、経済を支える自然システムが、持続可能なレベル以上に収奪されつつあると考えるのです。


その結果、エコロジストは人口増加が広がるだけでも、自然資源の基盤が崩壊すると判断します。


こうした背景を踏まえて、生物学者は最近の人口動向は非常に不安に満ちたものであると警告しています。


現代のようなポスト産業情報社会では、土地と結びついている人は少なくなり、私たちの多くが経済を支える農業基盤から分離されてしまっています。


そのため、土地の能力がいつでも自分たちの必要を満たしてくれると考えがちです。


しかし、私たちがこれほど信頼を置いている表面的な経済指標は、実は根本的な問題をおおい隠しています。


ハーバード大学の生態人類学者ティモシー氏は、問題を正しく把握して次のように書いています。


「私たちは高度に工業化された都市文化の中で暮らしているが、『ポスト農業社会』などというものは実は存在しないのだということをしっかり覚えておかねばならない」。


・・・世界経済の農業基盤が弱くなれば、世界経済自体も間違いなく弱体化します。


すなわち、環境の悪化が世界経済のトレンドにおよぼす深刻な影響がまっ先に現われるのが、農業という部門なのです。


90年までには繰越備蓄は2億9000万トンとなり、0年は大豊作だったため、91年の繰越備蓄は増えると見られていますが、それでも66日分の備蓄となるにすぎません。


備蓄が60日分(農家から消費者に渡る食糧の流れをとぎれさせないようにする最低限の量)を切れば、価格はきわめて不安定となり、毎週の天気予報によって変動することになるでしょう。


前回、こうした事態が起きた1973年には備蓄は55日分しかなく、穀物価格はものの数か月で2倍にはね上がりました。


90年の備蓄は、この危険な水準に限りなく近づいていたのです。


1990年代には、1人当たりの農地面積と淡水資源、さらに1人当たりの化学肥料使用量も次第に減っていくことが見込まれるため、将来の食糧安全保障に対して根本的な懸念が抱かれています。


懸念に拍車をかけたのは、90年が記録的な豊作だったにもかかわらず、わずかしか穀物備蓄を積み増すことができなかったことです。


・・・このように恵まれた年にも備蓄の補充ができないとすれば、ほかの年はいったいどうなるのでしょうか。


もし凶作が襲ったら、備蓄や穀物価格はどうなってしまうのでしょう?


こうした懸念に対する回答は、これから2、3年のあいだに出されるでしょう。


84年と90年の両年、世界の三大穀物(麦、米、トウモロコシ)は、それぞれ記録的な単位面積当たりの収穫量を上げました。


主要な穀倉地帯がすべてまれに見る好条件に恵まれたからです。


似たような天候に恵まれていた両年なのに、世界の穀物生産の成長が鈍化したのは、まさしく農業の世界の不吉な傾向を示すものだと言えるでしょう。


もし1980年代半ばに記録的な穀物備蓄がなされていなかったら、84年以降の世界の食糧生産の低落は、もっと厳しい結果を招いていたかもしれません。


短期的な食糧安全保障としては最善策と思われる繰越備蓄は、世界を合計すると87年に4億6100万トンにのぼり、世界を102日間養える量となりました。


しかし、それからの3年は、1人当たり穀物生産量の低落を反映して、年間の穀物消費量が生産量を上回り、備蓄は1億7300万62日分を満たすにすぎなくなりました。


9トン減少したのです。


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